「第3弾 お忍びでござるシール(全12種)」&今後について
お世話になりますZineenです。
今月の新作は「第3弾 お忍びでござるシール(全12種)」となります。
https://zineen.stores.jp/items/66a8967d77cfb7002e0fcd90
「お忍び」と「騎士」は全5弾を想定しています。
今のところ毎月新作リリースを続けていますが、
10周年以降は、コンセプトを変えていこうと考えております。
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▼漫画とシールの融合
https://zineen.stores.jp/?category_id=5e20c177fa03d74025e5fa3e
これは過去にもジャンクなどで挑戦してますね。
「ジャンク」はシールをネームとして扱い、それを元に漫画と小説を書くことが主体の実験的シール雑誌でしたが、
以前から言っているように、伝える手段としては同じなんですよ。
漫画は、本来、内容があって絵柄があって成立する。小説の場合は、それが文字の文法になるわけです。
シールは表裏が組み合わさり、漫画や映画や小説と同じようなメッセージ性を伝える事が可能なことに<意味>があるわけです。
ネーム無くして漫画はありえない。しかし同じネームでも絵柄が違えば印象は違うものになる。
重要なのは、このA(内容)で何を伝えようとしているのか?という部分。
ここが無形の感情や情熱というエネルギーだから、それをBでどう形どるかということになる。
骨組みと肉付けの関係性ではあるけれど、そこには魂が入ってないと意味がないんですね。
ゲームで例えると・・・・
3Dバリバリのリアルなゲームが最先端で、レトロゲームは下位なのか?というと、それは違うんですよね。
表面は手段であり、重要な事は中身を見定める感性にあるのです。
現代社会が便利だからと言って、江戸時代が劣悪ということにはならないのです。
同じ土地の上に成立した文化であるにも関わらず、その時間軸によって髪型も服装もセンスもまるで違う。
過去があって今があるわけですから、過去から学び取るものは必要なわけです。
着物がダサくて、洋服がセンスあるということにはならないのです。
どちらの完成も別のフィルターを通して観なければ、見誤る。
人類が進化の過程においてしっかりと目を見開き考えないといけないことでもあるわけです。
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▼ARTシールとしての表現
これはハンドメイドとしてどこまでできるかの職人的な技術面でしょう。
自作は、印刷所とハンドメイドに分類され、印刷会社経由は、金を払えばだれでも同じものができるわけです。印刷会社がブランディングする個所は、その印刷技術であり、それは機械の導入とオペレーターの技術なわけですよね。
ここに分岐点があるとしたら、ハンドメイドでは業者印刷ではできない手法というものを編み出すことが職人技としての、ベクトルなのかなと。
そうなると大量生産は印刷会社でしか無理だろうけれど、ハンドメイドの場合、少部数生産、もしくは1点ものなど、限られた人にしか入手できないけれど、他では真似できないオリジナルの技術じたいにレアな価値が上乗せされてくる。
ARTシールという領域も存在するのではないかと思うわけです。
メッセージ性を伝える手段は漫画でも小説でも可能ですが、
ハンドメイドのシール印刷における職人技として特化した場合は、ARTシールという方向性になるのかなと。
この技術開発と労力を考えると、毎月の新作リリースというペースを崩して、年間を通して新作に集中するスタンスに切り替える必要が出てくるというわけですね。