デンギガのホログラム・ネクロスシールを原画と比較して分析!
デンギガ(デンドロギガス・メタモスの魔城)のホログラムシールが届いたので、ホログラム研究の一環として分析していきたいと思います。
デンギガのホログラムは印刷所経由の本物ホログラムです。Zineenショップでは自作で本物のホログラムを作っているので、光り方とかそういうのを研究していかないとならないのだ!
こちらがデンギガのホログラムですね。ホログラムの光る個所や、ギミック個所などの原版データは入手できないので、自分で分析していくしかありません。
ちなみに印刷所でホログラム作ると約100万円近くかかります!だから段ボールハウスで雨水をすすって生きているワイは、山籠もりして滝に打たれて修行して自作するしかないのです!(笑)
ていうか、本当の意味での自作シール(ハンドメイドシール)で作ってるのって、Zineenと、むっくさん(漫画家)ぐらいじゃないかと。
むっくさんはファミコン制作のほうに行っちゃったので、もはや自作シールの研究をいまだにしてるの俺ぐらいじゃないかという天魔界のウワサが聴こえてきそうです!
こちらが原画です。ホログラムと比較してわかるように、縁取りがないのですよ。
色が入る個所は縁取りしてるけれど、黒線の個所は縁取りされていないのがよくわかる。
シールと原画を重ねて、色だけ抜いてみたのがこちら。これでイラストがはっきりするね。
原画にこの黒線がないのは、黒線個所はホログラムの色で光らないようにしているためだと思う。そうすることで奥行きというか明暗を出してキャラを浮き出しているのではないかと推測。
ということは、原画の線の個所は薄く光ってるはず。よ~~く見ると、太線と細線では光りの濃度が違うと思う。
勘違いか?いや!そんなことはないとおもう!コナンもビックリドンキーなぐらいの推理に間違ってないはずだ!
ホログラムは七色に光るレインボーホログラムという技法を使って作る。これは光らせたい個所と角度と濃度でレインボー感が変化するのである。
難しい原理は省略するが、いっけんするとたくさん光って見えるホログラムだが、デンギガのホログラムは、物凄い少ない色数で表現していることがわかった。
まずは、オレンジ色に塗った個所。この個所が全部同じ光り方をする部分だ。
え?七色に光ってるのに信じられないって?名探偵コナンだって言ってるだろ!
「たった一つの真実見抜く、見た目は子どもアソコは大人、その名探偵コナン」って、見た目じゃわからないんだよ!(正確には頭脳でした・汗)
こちらが、もう一か所の光る部分を塗ってみた画像。比較しやすいように水色にしてみました。
あれだよ?シャワー浴びた後の絵じゃないからね?偶然、そう見えるだけじゃぁぁ!!
はい!ボケタイムも終盤にさしかかりまして、先ほどの3か所をガッタイダーさせるとこうなります。
これに背景のデザインホログラムを足すと、デンギガのホログラムシールになるわけですね。
背景って黒線がいっさいないのですよ。だから光らせないようにして線画個所を作るんだと思う。
あとは、オレンジ色の個所と水色の個所で、光方を変化させることで差異を作ってホログラム感を出しているということだね。(多分この分析で間違ってないと思う)
実は、このホログラム・・・チェンジグホログラムでした!
見る角度によって絵柄が変化するんですね~。こうなると、先ほどの理屈だけでは成立しないような?いや、だいじょ~V!もちろん、こちらも分析していきます!
同じ光り方をしている部分を、色で分類してみたのがこちら。
え?七色に光ってるのに信じられないって?名探偵コナンだって言ってるだろ!
「たった一つの真実見抜く、見た目はアソコアソコはアソコ、その名探偵アソコ」って、コナンどこいった!?(笑)
おふざけの時間は、このぐらいにして、光る個所を分解するとこうなる。
7か所(背景含めると8か所)の光方を変化させることで、このホログラムシールは出来上がっていることがわかる。
なんにせよ、今回、原画を公開してあったのが非常に研究材料として参考になった。これがなかったら、線画の個所がどうなっているのかが、いまだにわからないところだろう。
次のホログラム研究にいかしたい!
こうして比較してみると、俺はホログラムの光る個所を30か所ぐらいに分類して光らせてたので、多すぎだということがわかった。(デンギガは7か所)
右端の旧ビックリマンは道端で拾ったムガルのホロシールだが(80年代はシールが道に落ちてた・笑)輝き方が、圧倒的に違うね。
これ薬品が現在、日本では入手できないので同じものはできないのだけれど、できるだけ当時のホログラムに近づけられるように研究していきたいなとは思っている。
2枚目と3枚目が自作ホログラムなわけだが、2枚目の方がホログラムの光りが濃いのがわかる。これは表面にコーティングしていないからこうなる。
コーティングしないと光は濃くなるが、物凄く傷がつきやすい。それが難点。
逆にコーティングをすると、傷はつかないが、光る輝きが薄くなるようで、そこらへんの研究も必要だ。
その他、チェンジについては、2チェンジだと見た目も荒くならないね。3チェンジだと、レンチキュラーのような縦線が出てしまうことが、研究の結果で判明している。
ただ3チェンジ、4チェンジと物理的には、増やしていくことでアニメーションのような動きを1枚のシールの中で再現することも可能だ。
どれも、一長一短で、何かを採用すると、何かが失われるというのがホログラムの技術。ちょうどいい部分を見つけながら、研究する必要がありそうだ。
たーだーねーーー・・・ホログラムって高価なので、おいそれと気軽に研究できないわけです。
作ってみないと、実際は、どういった効果になるかわからないんですよ。
どこまで自作で本物ホログラムを作り続けられるかわかりませんが、今回のシールで学べた技術も多々ありますので、次回に活用できたらと思います!!