ネクロスの要塞という食玩
今回ご紹介するネクロスの要塞という食玩は、1980年代の後半にロッテから発売されたものだ。企画はPCエンジンのゲームソフト天外魔境の原作者PHチャダこと、あだちひろし氏&今やAKBでもおなじみの広井王子氏。造形は内田茂夫氏である。
で、ネクロスの要塞が当時すごかったのは、トレーディングカードと人形がついているところ。
そしてこの人形は温めると色が変わるというギミック付きなのである!(冷やしても色が変わるという隠しパターンモデルも存在する)
ギミックはそれだけではなくて、キャラクターによっては取り外し可能の装飾品が付属している。
また箱の裏には、モンスターマップが付属していて、全何種類あるかが一目でわかるようになっている。
この辺は近年における食玩業界のシークレットバージョンなど、購入してみないと何が入っているかわからないと言ったような仕掛けがないところが特徴だろう。(もちろん箱の中身は購入するまでわからないがコンプリートリストがはじめから付属してるという意味合いで)
これだけのクオリティの高さで、なんとチョコボール菓子が入っていて価格は100円!!(消費税なし、当時は消費税がなかった)
おそらくこれはバブル時代だからできたことだと思うんだけれど、今の時代だったら500円以上の定価販売は確実にすると思うんだ。現在はプレミアが付いているので、これも1つの投資といえるだろう。当時100円だったものが今では数千円〜数万円で取引されることも珍しくはないのだから。
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■ネクロスの要塞ストーリー
ストーリー▼
タンキリエで神の軍団と悪魔の軍団(頭領ネクラーガ)による戦争があり、神に味方した人間は神々より8つの宝玉を授かる。「月の玉」「太陽の玉」「虹の玉」「星の玉」「吹雪の玉」「竜巻の玉」「霧の玉」「雲の玉」これにより、神と人間はネクラーガを封印することに成功。それから数百年という長い年月が過ぎ、宝玉は各地へ分散され神と悪魔の戦争は神話となった。
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■レア?裁断ミスのマージ
サイコロを振って出た目でダメージを与える。勝てばアイテムがもらえ、カード裏のマス目を塗りつぶしてレベルを上げていくというゲームになっている。
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■敵に呪われてしまったナイト
プレイヤーにも弱点があり、天敵と戦うと呪われたりもするという奥が深い内容。
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■カードの色で階級が変わる
画像は「暗黒皇帝編」のボス一家。家族や兄弟という概念や、弾が進むにつれ時間軸も進行するため同じキャラでも年老いたり、殺されたり、怪我したり、結婚したり、出世してたりと立場が二転三転していくのもおもしろかった。
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■実はアイス版もありオマケがシールになっていた!
部屋を暗くするとシールにアイテムが浮かび上がるギミック。ただし全てのキャラクターシールが入っているわけではなく、厳選されていたもよう。
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■【ネクロスの要塞】の原作者「あだちひろし」氏の最新作
80年代に流行したネクロスの要塞、天外魔境の原作者「あだちひろし」氏の最新作「デンドロギガス・メタモスの魔城」がZineenブランドで公式リメイク化!