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「マクガフィン(風の民リューバ)」と「デンドロギガス・メタモスの魔城」の深い繋がり!

あだちひろし氏のブログを見ると「マクガフィン(風の民リューバ)」の事が書いてあった。

おそらく誰も知らないと思うけれど、80年代に、わんぱっくコミックという雑誌に連載されていて、

僕は、当時わんぱっくコミックを購入していていまだに持っているので、それを資料として少し説明補足をしたいと思う。(単行本になっておりません)

まずこの「マクガフィン(風の民リューバ)」は、トミーという会社が、フィギュア+カードのオマケをやろうとしてできた企画で、同時に漫画連載とゲームも作ろうとしていたそうです。

で、実際には企画がつぶれて漫画だけが掲載されたという流れ。

漫画の原作は広井王子氏ですが、資料をつなげて考察すると、あだちさんが元ネタ見つけて世界観考えて、広井さんが肉付けしていくという流れが多いのかな?

もちろん僕は小学生だったので、大人の事情は知りませんが(笑)「マクガフィン(風の民リューバ)」は読んでたので知っています。

雑誌には、「マクガフィン(風の民リューバ)」のキャラ解説を、
あだちさんがPHチャダのイラストとなり解説していますが魔法使いになっていますね。

ちなみにフードをかぶっているのが最終ボス「バクーン」です。

バクーンは本来なら良い魔法使いで、
魔法院という魔法学校みたいな場所出身なのだけれど魔の心に取りつかれ魔法院と敵対します。

こいつ悪の親玉ですが、最終回で凄い告白を主人公にしてきまして、

実は「アルゲネイヤの夜」という光の竜が舞うことで世界が破滅する伝説があるのですが、
それが伝説ではなく周期的に起こる天変地異で、4年後に起こるというのです。

魔法院は真実を知りつつ何も対策をしようとせず隠そうとしているため、
バクーンは民を助けるために魔法院を裏切り巨大な魔の力を得て天変地異を止めようとしていたのです。

うん!悪の親玉が善人じゃないかと!(笑)

で主人公リューバは悩み魔に取りつかれそうになるのですが、
仲間をバクーンに殺されて考え直し次の結末を迎えます。

「目的は正しくとも、やり方が間違っている!」

そう言って切り付けて倒します。
そのあと、リューバーはアルゲネイヤの夜の対策について情報収集の旅に出て終了。

これがエンディングです。

この「マクガフィン(風の民リューバ)」の世界観は、「天外魔境」が失敗したら、次のゲーム企画として「ドラゴンサガ」という名の企画で作る予定だったそうですが、

実際は「天外魔境」は大成功をおさめたため、「ドラゴンサガ」は世に出ず、その世界観の一部が「デンドロギガス・メタモスの魔城」のザラドース&ホルンガというドラゴン種の系統図として引き継がれ、

「デンドロギガス・メタモスの魔城」の「三つの月」という設定も、本来は「マクガフィン(風の民リューバ)」のもので、アルゲネイヤの夜&光の竜に関連してくるのかと思われます。

ちなみに「マクガフィン(風の民リューバ)」のコーナーには、
モンスター募集という企画があり、当時の子供たちがオリジナルキャラを投稿していました。

※雑誌は30年前のものであり現在募集は締め切っているため送っても届きません。(笑)

これフィギュア+カードのオマケになっていれば、今でいうキン肉マンの超人募集みたいな感じで、採用モンスターがフィギュア&カードになってて面白かったかもしれませんね。

う~~ん以上マニアックすぎる話でした!